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    31

    今までに起きた不思議なことを淡々と書く



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    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:02:50.70 ID:yLDDdgqu0
    両親が共働きだったので、母の職場近くの保育園に預けられていた

    私は甘えただったので、朝、仕事へ行く母と離れるのが本当に嫌だった
    施設の門の前ではいつも大きな声を上げて泣いたし、先生や母を引っかいたり、腕に噛みついたりした
    そんなふうだったから、たまに母は仕事へ行かず、私と一緒に保育園にいてくれることがあった
    私が他の幼児たちと遊ぶのを、母は部屋の隅でにこにこと眺めているのだ
    しかし、夕方になると母はいなくなってしまう
    私は泣きながら母を探す。すると、保育園の外に母の車が見える
    運転席から、さきほどまで同じ部屋にいたはずの母が下りてくる

    今思えばおかしなことなのだが、当時は「母がいた」というだけで嬉しくなり、疑問を抱くこともなかった
    よくよく考えれば、そもそも子供を預けるための保育施設であるのに、親が同席することなどできるはずがないのだが

    引用元: https://hibari.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1316250170/





    2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:11:43.80 ID:yLDDdgqu0
    保育園に好きな先生がいた
    「ようこ先生」と呼んでいたのだが、当時もう定年近かったから、今は亡くなっているかもしれない

    ようこ先生は手品が上手だった
    てのひらを広げて見せて、なにもないことを確認させて、その手に白いハンカチをかぶせる
    「チチンプイプイ」と言ってハンカチをとる
    すると、てのひらの上にはなにかが出現しているのだ
    それは大抵、先生の机の上にあった小さなぬいぐるみとか、消しゴムとか、ビー玉とか、そういったものだった

    あるとき、母の迎えが遅くなり、私ひとりが教室に残ってしまったことがある
    「今日は特別な手品を見せてあげよう」
    ようこ先生はそんなことを言って、いつものようにてのひらに何もないことを見せると、そこにハンカチをかぶせた
    「チチンプイプイ」
    さっとハンカチをとると、ようこ先生の手のひらの上には小さな指があった
    「自分の手を見てみなさい」
    私が慌てて自分の手を確認すると、なんと右手の小指がなくなっていた

    驚いて先生の手のひらに目をやると、そこにもう指はなかった
    私の小指も元に戻っていた

    それからもようこ先生のことは大好きだったが、未だにあの手品のタネがわからない

    4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:16:55.01 ID:yLDDdgqu0
    時期不明
    たぶん、小学生にはなっていなかったはず

    父が自宅の庭にできたスイカを割ると、中にこぶし大のカブトムシの幼虫のようなものがいた
    スイカの中身はそいつに食べつくされていたようで、ほとんど残っていなかった
    父は「この虫はうまいんだ」と言って、がぶりと食べてしまった
    スイカの汁のような、透き通った赤っぽい汁があふれた
    「食べるか?」と訊かれたけれど断固拒否した

    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:21:21.10 ID:KcDwlJ040
    今何歳なんだ?

    9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:28:59.86 ID:yLDDdgqu0
    >>6
    25歳です

    不思議な話
    中山 恭三
    文芸社
    2019-02-01



    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:26:26.78 ID:yLDDdgqu0
    そういえば父は虫に限らず、さまざまなもの対して物おじしない人だった

    小学校一、二年くらいのときだったと思うが、畑にやたらとバッタが出たことがある
    羽虫くらいの小さなやつから、赤ん坊の頭くらいの大きなやつまで
    一歩畑に足を踏み入れると、何十羽ものバッタが足元から飛び立つ、といった様子をよく覚えている

    畑では、ナスやきゅうりやプチトマトやら、さまざまな野菜を育てていたのだけれど、
    これをバッタが食い荒らすので、菜園の主である祖母はとても困っていたようだ
    (私はバッタをたくさん捕まえることができて楽しかったけれど)

    父はそれを見て「こんな時には蛇だ」と、どこからか真っ黒い蛇をもらってきた
    それを庭に放すと、やがてバッタはいなくなった
    バッタがいなくなったあとも、黒蛇はときどき見かけた
    父は黒蛇をかわいがっていたようで、
    どこからか捕まえてきたらしいネズミをやったりしていた

    いつからか見なくなったけれど、どこへいったんだろう

    これはさほど不思議でもないか

    11: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 2011/09/17(土) 18:35:19.24 ID:XR9buqr70
    なんだうそか

    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:42:34.78 ID:yLDDdgqu0
    私は四人兄弟の長女だった
    三つ下に弟、五つ下に妹、六つ下に弟がいた

    今は三人兄弟の長女だ。三つ下の弟が他界したから
    しかも親不幸なことに自殺。まだ二十歳だったのに
    遺書もなく、弟の友人などに訊ねても「なんであいつが自殺?」という反応ばかりだったので、
    多分、衝動的なものだったのだろう

    弟の死によって思い出したことがある
    私は小学生の頃、ものすごく「死」を怖がる子供だった
    「自分がいつかこの世からきれいさっぱり消えてしまう」ということが恐ろしくてたまらず、
    眠ってしまうと二度と起きられないのではないかと思い、眠れない夜もあった

    ある夜、私は弟とふたりでテレビを見ていた。その時ふいに、突発的な死への恐怖が襲ってきた
    「死にたくない」
    そう言うと、弟は泣きだした
    「お姉ちゃんは長生きなのにそんなこと言うな。僕はお姉ちゃんよりずっと短いのに」

    泣きだした弟をなだめることに夢中になって、弟の言葉そのものの意味は深く考えなかった

    あんなに泣くほど死ぬのが嫌なら死ななければよかったのに、と思うけれど、そういうものでもないのだろうか

    13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:47:12.40 ID:RsDmxiW30
    期待

    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 18:50:35.31 ID:J7BX59kq0
    不意に知り合いの顔を思い出す
    翌日そいつとたまたま出会す

    過去に3回ある

    16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:03:30.01 ID:yLDDdgqu0
    小学校三年生のころ、とても優しい先生がいた
    男性教師で、年齢は四十代後半くらい。仮にA先生としよう
    担任ではなかったが、なぜかよく遊んでくれた
    ただ、気に入らない生徒のことは容赦なくものさしで叩く、といううわさもあったので、
    おそらく私は「ひいき」されていたのだろうと思う

    さて、小学校には「観察池」という、金魚や亀などを飼うための比較的大きな池があった
    私がひとりでその池に手を突っ込んで遊んでいると、A先生がやってきて言った
    「そんなことをしていると魚が弱ってしまうから、駄目だよ」
    先生はしゃがんでいた私の脇に腕をつっこみ、抱き上げた
    私の手が池からはなれたあともなかなか放してくれないので、悪いことをしたせいかと思い、
    「ごめんなさい」と言うと、A先生はようやく解放してくれた

    しかしその直後、A先生はいきなり池に自分の手をつっこんだのだ
    私にはいけないと言ったのになぜ、と思ったとき、バシャ、と大きな水音がした

    A先生の指に亀が噛みついていたのだ
    「ほら、危ないだろう」
    と、A先生は特に声を上げるでもなく、そう言って無表情で亀をみつめている
    私はなんだか恐ろしくなり、休み時間が終わるから、と言ってそこから逃げ出した

    その後もA先生は優しかったけれど、私は彼のことがなんだか怖くなってしまった
    A先生は次の春に転勤となった

    ちなみにA先生は校長にまでのぼりつめたようだったけれど、
    退職まぎわに出会い系サイトで知り合った女性にストーカー行為をしたとして逮捕されてしまった、
    と何年か前に同級生から聞いた

    17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:16:07.10 ID:yLDDdgqu0
    中学生の頃

    パウンドケーキを作ろうと思って、
    冷蔵庫の中にあった卵を割ったら、黄身が黒っぽく変色していて異臭を放っていた
    小麦粉を計ろうとしたら、開封して間もないものなのに虫がたくさん混じっていた
    砂糖壺のふたが閉まっているのに、中に蟻が何匹も侵入していた
    未開封のバターを開封したらカビが生えていた

    真夏だとしても不思議だけれど、もう秋だったのに

    18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:20:37.21 ID:f8LGuCWUO

    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:33:10.27 ID:yLDDdgqu0
    小学校四年生くらいのころ

    私は昔から猫が好きなのだけれど、祖母が動物嫌いなせいで、うちでは飼ってもらえなかった
    野良猫に餌をやるのも「家に居付くから」と禁止されていた

    しかし、私は内緒で野良の三毛猫に餌をやっていた
    ミケ、という名前をつけたその猫は、近所の神社をねぐらにしていた
    私は給食の残りのパンや、シーチキン、かつおぶしなどを毎日持っていった
    ミケは私がひとりで神社へ行くと、鳴きながら近寄ってくるのだが、
    祖母とともに神社へ散歩へ行くことがあっても、決して姿を見せなかった。
    賢い猫だったのだろう

    ある時、学校から帰ってくると、いつもは神社にいるはずのミケがなぜか家の前にいた
    祖母に見つかる、と思って私は慌ててミケを追い払おうとした。しかし、なぜかちっとも動こうとしない
    私の手に頭をすりつけて、喉をゴロゴロいわせている
    「早く行かないと見つかるでしょ!」
    そうやって騒ぎ立てたせいで、祖母が家の中から顔をのぞかせた

    猫になつかれている決定的場面を見られてしまった、と思って、私は怒られる覚悟をした
    しかし祖母はミケのにはいっさいふれず、
    「帰ったんなら早く上がりな」
    とだけ言って、すぐに引っ込んでしまった。同時に、ミケはするりと私のわきをすり抜けてどこかへ行ってしまった
    私はいぶかしみながらも、祖母の言う通り家の中に入った
    その日は見とがめられるのが怖くて、神社には行けなかった

    次の日、いつものように神社に餌をやりに行ったのだが、ミケの姿がない
    それ以降、一度もミケを見ることはなかった

    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/17(土) 19:42:48.10 ID:UwZPbKz30
    なにこれこわい








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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2020年09月12日 06:18 ID:w8Zg4tOB0*
    カルトの信者さんに多いタイプですね。
    2  不思議な名無しさん :2020年09月12日 06:41 ID:bcbYkBsb0*
    >>1
    3  不思議な名無しさん :2020年09月12日 06:54 ID:aD1wn99o0*
    ジブリに感化された厨房としか
    4  不思議な名無しさん :2020年09月12日 07:41 ID:qX0JbTT.0*
    不気味でええやん
    5  不思議な名無しさん :2020年09月12日 07:47 ID:vZY.cnWG0*
    嘘だろうが本当だろうがなかなか面白い小話だった
    6  不思議な名無しさん :2020年09月12日 07:58 ID:YrnXCfn80*
    スイカ虫聞いたことないな
    7  不思議な名無しさん :2020年09月12日 08:21 ID:zQR3CXHE0*
    ほとんどのエピソード糖質やんけ
    弟は擬似記憶
    8  不思議な名無しさん :2020年09月12日 08:50 ID:iChF2ZVa0*
    つまらんコメントすんなよ
    9  不思議な名無しさん :2020年09月12日 08:53 ID:ohAu4Dwp0*
    なんだ糖質だと思えば確かに納得w
    10  不思議な名無しさん :2020年09月12日 08:59 ID:yNhDFkvW0*
    こういう話大好き
    もっと欲しい
    11  不思議な名無しさん :2020年09月12日 09:38 ID:CAK1wdvC0*
    昔2ちゃんねるで流行ったロアみたいだな。
    怖いんだけどどこか適度な緩さがあっていいね。
    12  不思議な名無しさん :2020年09月12日 10:11 ID:Q7KpF24P0*
    こういう感じの不思議小話書いてくTwitterアカウントあるよね 魔女のナントカとかそんな名前の
    13  不思議な名無しさん :2020年09月12日 11:11 ID:poJmQGLB0*
    本怖読めないからこのくらいのやつ助かる
    14  不思議な名無しさん :2020年09月12日 11:13 ID:t4vf1zl10*
    適度に短くて不思議だから手頃に楽しめた
    15  不思議な名無しさん :2020年09月12日 11:28 ID:8TiT5uJu0*
    後から作った記憶だろうな
    16  不思議な名無しさん :2020年09月12日 11:45 ID:TqmqOyq.0*
    想像力のゆたかな子供だったんだね
    17  不思議な名無しさん :2020年09月12日 12:22 ID:E1phSfw90*
    自分に置き換えるとジワジワこわい
    18  不思議な名無しさん :2020年09月12日 13:22 ID:yniAPnur0*
    ミケーーーーーーーーー!!!!!
    19  不思議な名無しさん :2020年09月12日 13:28 ID:dlYTnYCD0*
    ネコの話は、最後に挨拶に来たんだろう。
    20  不思議な名無しさん :2020年09月12日 15:54 ID:xYhQQcTt0*
    ヌコ のろまそうだから心配でついてきたわ
    ヌコ もっともふれふぁ~
    ヌコ ばあさん怖そうまじで
    ヌコ じゃぁの 心の隅に置いとくわ

    21  不思議な名無しさん :2020年09月12日 16:58 ID:sL7KAe1V0*
    なんかSFミステリー短編小説みたいで面白かった
    22  不思議な名無しさん :2020年09月12日 17:34 ID:3rbjl0UZ0*
    看護師やが、乳幼児期の愛着形成不全によるものやで
    23  不思議な名無しさん :2020年09月12日 17:35 ID:PFc0n1sS0*
    小指の手品の話は面白かった
    24  不思議な名無しさん :2020年09月12日 18:44 ID:Jfb2OKN10*
    本当かどうかわからんが読んでてすごい気持ち悪かった
    25  不思議な名無しさん :2020年09月12日 21:22 ID:.bspYwYR0*
    確かに不快感が残る文章
    26  不思議な名無しさん :2020年09月13日 00:24 ID:FwXifJUH0*
    少なくとも最初の母親の話は、いま真相を聞けばいいやんけ。まだイチは25歳なんだろ?母親生きてるだろ?
    27  不思議な名無しさん :2020年09月13日 07:19 ID:u1CHDgyb0*
    蟲師的な緩さが良かったよ
    28  不思議な名無しさん :2020年09月13日 08:31 ID:wLAYFPE50*
    スイカに虫とかあるんか?
    猫はまだ分かるが
    上でも書かれてる後から記憶を塗り替えた説かな〜
    って思ったで、愛着形成不全でこうなるんだったら
    自分の子供にはこうならないように気をつけるわ
    29  不思議な名無しさん :2020年09月13日 17:44 ID:Tskn1fv10*
    猫にあげたらいかんものばかり与えてて戦慄した。
    30  不思議な名無しさん :2020年09月16日 17:07 ID:EUx0gVsO0*
    すごく糖質がいっぱいです。
    31  不思議な名無しさん :2021年06月29日 01:23 ID:luTMTahL0*
    >>28
    気をつけてもなるで

     
     
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